とある生徒からこんな発言がありました。
夏休みの宿題(デザイン)が認められ、ちょっとした表彰がありました。
私「なんで、やらないの?やってる時は楽しそうだし、自分から進んでやっているし。」
子「デザインは好きだけど食べて行けないので。」
私「今のまま、お勉強だけしていたら、何が出来るようになるかな?」
子「何もないかも…。でも、大学行ってどこかの事務でも。」
私「デザインは駄目で、事務なら食べれる?」
子「わかりません。」
分からないよね!
私だって分かりません。
その子は、本当にモノづくりやお菓子作りも好きだし、合唱などの活動も積極的です。
スキルは掛け算です。
デザインと言っても色々、イラストもあれば、webデザインもあり、洋服もあれば、工業もあります。
そして、デザイン x お菓子作り x 英語 などがあれば何でも出来そうじゃないですか?(外国の方向けの和菓子作り体験とか)
この話をすると、
子「そうか!確かに、お菓子作りにも活かせるし、見た目は良いけど美味しくない食べものいっぱいあるわ。」
私「何が食べていけるかなんて誰にも分らない。だけどスキルを色々と掛け算したらスゴイこと出来そうでしょ?」
将来を決めるのは本人です。
だけど、偏った思考からワクワクしない道を自ら選択するというのは、一度きりの人生においては少し勿体ないような気がします。