人を頼る方法を知る ~【品川区】小・中学生の保護者様 ~

大人になって気づいたことですが、「考えろ!」と言われても「考える」ってどうやってやるのかを教えられることはありませんでした。

社会人になって論理的思考を学びはじめ、徐々にその方法というものが少し理解できた気がしています。

もう一つ気づいたのは、「人を頼る」ということについてです。

小学校に入ってから出来ることは一人でやるという教えが強くなっていき、中・高・大と徐々に担任の先生もいなくなり、進路相談なども自分からしなければならなくなります。

社会人になり「自分で考えろ」がより大きくなり、周囲が忙しそうになると益々自分の中で完結させなければという思いが強くなっていくのですが、ふと気が付くと「自分でやる」が「自分だけでやる」という事に…。

しかも「自分で考えろ!」「そんなこともわからないの?」など言われると思うと聞くに聞けなくなっていきます。

もう、こうなると悪循環です。

どんどん自分の中に何かが溜まっていくような感じになってしまいます。

私は漏れなくこの状態に陥っていたのですが、ある時から行動を変えます。

わからない時は直ぐに確認し、周囲にお願いもする。そして、良い判断ができる心を保つためにカウンセリングを使う、考えるためにコーチングを使うと色々と試すことにしました。

このような行動をしていくと、自然と滞りが無くなる感じがあり、また新しい発見があり、進んでいる感じるようになり、そこから自ずと結果もついてくるようになりました。

これ、客観的にみれば当然で「ひとり」ってたかが知れてますよね。

今、子供たちと接していても、質問が多い子は例えモチベーションが高くなくても良い結果を出してきます。

わからないと思えばすぐに質問します。

「A4プリントまるまる1枚分かりません!」

口頭でもLINEでも朝でも夜でも、お構いなしです。

「いやいや、自分で考えることも重要じゃないですか?」

はい、その通りです。

ですが、考えるべき問題とそうではない問題があり、答えがあるモノはその時点であまり考える必要はないかと思っています。

今の学習は考えるというよりも「答え」や「やり方」を調べるです。

研究や自分の考えを述べるなどは別です。

ただ、それについても「考え方」などがあります。

そういった特殊な課題について、マンツーマンで2時間、一緒に試行錯誤することもあります。

なので、子供たちには安心して頼って欲しいのです。

「そんなこともわからないの?」と言いません。

子供たちには今のうちから人を頼るという事を身に付けて欲しいと思っています。

頼る事を知れば、どういう人が頼られる人なのか?もわかります。

先日、生徒さんの一人が「卒業してからも課題の進め方など相談しに来て良いか?」と言ってくれたので、「もちろん!」と答えました。

勉強を通して人を頼ることを知り、将来、人から頼られる人になって欲しいと思います。